オトコふたりの食卓

健康と、同居人(韓国人♂) との生活に彩りを少しでも添えたいと思い、できるだけ自炊+お弁当を作ることにしました。しかしその後同居人は帰国。同居人がいたことが料理をする大きなモチベーションでしたが、ひとりになっても料理を続けます。タイトルに偽りありですが、このブログの原点なのでタイトルは変えずに続けます。下手な料理ですが、少しずつでも技量が上がるといいなと思っています。

「孤独のグルメ」聖地巡礼?池袋の汁無し担担麺

Season 4が放映中の「孤独のグルメ」。
原作ももちろんいいですが、ドラマの方もも主演の松重豊さんの食べる演技の好演や、原作の方向性をきちんとリスペクトした店選びのセンスの良さで、原作の魅力をさらに進化させるようないいドラマになっています。
 
前から孤独のグルメに出たお店を訪ねる「聖地巡礼」をしたかったのですが、なかなか機会が無く・・・今回出かけるついでにSeason 1で登場した池袋の四川料理「楊 (ヤン)2号店」に行くことができました。
 


中国家庭料理 楊 2号店 (チュウゴクカテイリョウリヤン) - 池袋/四川料理 [食べログ]

 
この回を見たときの「汁無し担担麺」のインパクトが非常に大きく・・・五郎の食べっぷりを見てぞくぞくするほど食べたくなってしまい。
池袋は遠いのでそのためだけに出かける気にもなかなかならず、近所の四川料理の店で「汁無し担担麺」を食べることで満足していたのですが、やはり「聖地」の汁無し担担麺をどうしても食べたいという思いは募るばかりでした。
 
今回、ようやくその思いがかないました!!
 
まず、四川といえば麻婆豆腐。
家でも麻婆豆腐はよく作りますが、やはりこの本場の味はなかなか家庭では再現できないですね。辛いだけではなく、コクがあって味わいが複雑・重層的です。
 
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これは豚のモツの炒め物。
唐辛子の使い方が半端ない。
 
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焼き餃子。
羽根つきでこのままだと餃子に見えないですね。
中国の黒酢をつけて食べます。
 
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「拌三絲」という料理で、硬い木綿豆腐の皮と野菜の和え物です。
辛くないので、辛い料理の箸休めにぴったりです。
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そして、これを食べずには帰れない、真打「汁無し担担麺」。
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まぜまぜして食べます。
(まぜた写真を撮り忘れました。)
 
まぜると、太目の麺とオレンジっぽいソースのせいでスパゲティナポリタンみたいな見た目になります。
当然ながら味は全然違いますが。
 
口にすると、唐辛子の強烈な辛さと大量の山椒の痺れる味が口の中を駆け巡ります。
この山椒の痺れる味が(中国語では「麻」と表現します)とても刺激的です。
口の中が激しくアツくなります。
 
あと、太麺のモチモチした食感がとても気持ちがいい。
自分の近所の四川料理の店で食べた汁無し担担麺は細麺だったので、味は似ていても、食感が全然違いました。
この口の中にへばりつく太麺のモチモチ加減と、痺れる辛さのハーモニーは未経験の食体験です。
 
おなか一杯になっても、まだ食べたい!!という気持ちになってしまう癖になりそうな味です。
 
同居人と2人でおなかいっぱい食べて、幸せな気持ちになりました。
韓国人の口にも合うようで、彼も満足げでした。